鹿島からスペイン2部テネリフェに完全移籍したMF柴崎岳(24)の新天地での背番号が「20」に決まった。

 1日、本拠のテネリフェ市内で行われた入団会見で発表された。鹿島でプロとなった11年から15年まで5年間背負った愛着ある番号だ。背中に「GAKU」と名前が入ったユニホームを手にし、引き締まった表情を見せた。スペインメディアに「スペイン語が問題になると思うか?」と聞かれるとニヤリ。スペイン移籍に備えて少しずつ勉強を重ねていたスペイン語で「Si, pelo puedo hablar poquito espanol(そう思います。でも少しスペイン語は話せます)」と返答し、会場を沸かせた。

 テネリフェは現在2部6位で、1部昇格プレーオフ圏内(3~6位)の好位置につけている。8季ぶりの1部復帰の原動力に期待が高まるが、「今は2部だが、1部に行くという野望を持っていると聞いている。それに貢献できるように、全力を尽くしたい」。今年6月末までの5カ月契約だが、1部昇格を果たした場合は1年の自動延長となるオプションも盛り込まれた。2日からチームの練習に合流する予定。4日(日本時間5日)のエルチェ戦(ホーム)でのデビューは難しいとみられる。