4万6000人超の観客が詰め掛けたスタジアムは、興奮のるつぼと化した。

 決勝トーナメント1回戦で屈指の好カードはホームのパリサンジェルマン(フランス)がバルセロナ(スペイン)に圧勝し、8強入りに大きく前進。2013、15年といずれも準々決勝で屈した天敵に雪辱し、エメリ監督は「非常に強い相手に最大限の力を発揮できた」とご満悦だった。

 ともにこの日が誕生日だったディマリアが2得点、カバニが1得点と活躍し、ドイツ代表でウォルフスブルクから1月に移籍してきたドラクスラーもゴールを奪った。守備では21歳のラビオとキンペンベがバルセロナの強力FW陣を封じ、10年連続の8強入りが懸かる相手を沈黙させた。