メッシは見せ場をつくれず、スアレスは何度もいら立つ様子を見せた。個人技で打開しようとしたネイマールもゴールは遠かった。

 強力なFW陣を擁するバルセロナは0-4と予想外の大敗。2大会ぶりのCL制覇が厳しくなり、ルイスエンリケ監督は「チームも個人も相手が上だった。ピッチ上で起きたことが結果に反映した」とお手上げだった。

 試合終盤にDFウンティティが頭で合わせたボールも、ポストに当たる不運。守備の崩壊と合わせて次戦へ好材料は見当たらなかったが、主将のイニエスタは「スコアをひっくり返すことを考えなければ」と必死に前を向いた。