スペイン2部テネリフェのミゲル・コンセプシオン会長が、21日の報道陣との朝食会でMF柴崎岳(24)について言及した。

 不安障害の診察を勧められるなど、新しい環境になじめていないことが報じられている柴崎。19日に「個人的な理由」としてバルセロナに渡っているという。胃腸炎の発症から練習に参加できていない状況が続くが、コンセプシオン会長は「岳に大きな期待をしている」と信頼を口にした。

 食事が合わないなどさまざまな報道が飛び交ったが、同会長は悲観的にはなっていない。「今は適応の段階で順調に回復している。明日(22日)には(バルセロナから)戻るだろう。グループに1日でも早く戻れるように自分たちはできる全てのことをするつもり。できるだけ早くチームに合流することを期待している」とし、焦らずに復帰することを勧めた。

 柴崎は入団当初にデビュー戦となる予定だったホームでのアルメリア戦をスタンド観戦。笑顔でチームメートに拍手を送るなど、明るい表情も見せている。同会長は「彼も努力をしている。近いうちに合流できると確信している。チームに合流し、しっかりとパフォーマンスを見せ始めることに疑問はない」と、あらためて期待をかけた。