MF乾貴士が所属するエイバルがホームでマラガに3-0で快勝した。

 前半43分、FWセルジの折り返しからMFゴンサレスが先制点を決めた。後半5分にもゴンサレスがPKで追加点。その2分後には左クロスからセルジが3点目を奪い、同23分には相手DFが退場となって数的優位となりそのまま逃げきった。

 前節のセビリア戦で出番のなかった乾は、2試合ぶりにスタメン復帰しフル出場。献身的な守備を見せてはいたが、攻撃に関しては簡単に止められる場面が目立つなど良さが見えなかった。だが後半になり、厳しいマークをしていたDFロサレスがいなくなったことから終盤になるにつれ、動きは良くなった。

 後半20分にはスローインを受け、ミドルレンジからゴールを狙うがグラウンダーのしっかりとしたシュートは左ポストを直撃した。後半39分には難しいボールを簡単にトラップしてみせ、エレガントなプレーにスタンドが沸いた。ただ、ただ得点が奪えなかった。

 乾は「まあ、ね…入んないすね(笑い)GKが触ったかはわからないけど、どっちにしろポストに当たっていたと思うし入っていなかったと思う」と、チームの勝利とは別に悔しげだった。

 エイバルは11勝5分け8敗の勝ち点38で暫定7位。(山本孔一通信員)