FW岡崎慎司(30)のレスターがやっと目覚めた。ホームで難敵リバプールを3-1で下し、17年のリーグ戦で初勝利を挙げた。岡崎は後半24分まで出場して無得点だったが、持ち前の泥臭いプレーで貢献した。昨季「奇跡の優勝」に導いたラニエリ監督が解任されてから初めての試合で、チームはあらためて団結。前節までの17位から15位に順位を上げ、再スタートを切った。

 レスターが今年のリーグ戦7試合目で、大きな勝利をつかんだ。岡崎はそれを認めた上で「勝ち方が大きい。たとえこれで負けていても、ポジティブな戦い方ができた」と内容にも納得した。「残り12試合、このまま行こうと道が見えた勝ち方。そうなった時のレスターは強い」。シェークスピア暫定監督の下、優勝時の主力がそのままピッチに立ち、激しいプレスが復活。「整理したのは、自分たちが前から行こうという、たぶん簡単なこと」。岡崎も前半7分にはFWバーディーのたたきつけたシュートに飛び込み、頭でゴールを狙う泥臭さをみせた。