4季ぶりの優勝を狙うバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が、6季連続で準々決勝に駒を進めた。

 先制したのは、第1戦を1-5で落としているアーセナル(イングランド)だった。前半20分、FWウォルコットが右サイドから個人技で突破し、右足で強烈なシュートをゴールに突き刺した。その後もホームのアーセナルは積極的なプレーを見せ、Bミュンヘンと互角に渡り合った。

 しかし風向きが変わったのが後半8分だった。DFコシェルニーがFWレバンドフスキーを倒して退場。自身で得たPKをレバンドフスキーが決めて同点とすると、10人になったアーセナルに対し、Bミュンヘンが猛攻を仕掛けた。23分にFWロッベンがゴール前へボールを持ち込み、左足で逆転のゴール。さらに集中力が切れたアーセナルの最終ラインを次々と突破し、MFコスタに、FWビダルも2点を加え、終わってみれば第1戦に続く5-1の大勝。2戦合計10-2で8強に名乗りを上げた。