MF香川真司が所属するドルトムントがロッテ(3部)を3-0で快勝し、4強進出を決めた。

 香川はこの日フル出場。前半は右インサイドハーフでプレー。3部リーグ相手とはいえ、競り合いで負けることはほとんどなく、切れ味のある動きとターン、前線へのタイミングのいいパスで好機を演出。前半43分には相手DF3人に囲まれながら、小刻みなステップで巧みにすり抜けて突破。後半21分の2点目のシーンでは正確なクロスで起点となった。

 以下は香川との一問一答。

 -結果がついてきました

 香川 難しいピッチでしたけど、自分自身は上手くコントロールできたと思います。チャンスはもちろん決めたかったとは思いますけど、次に切り替えて。いい状態であるのかなと思います。

 -久しぶりに2試合連続フル出場

 香川 どんどんどんどん体に慣れが出てくると思うので、そういう意味ではいい傾向にあると思います。

 -0-0で折り返してハーフタイムの雰囲気は?

 香川 もちろん格下相手ということではリードしておきたい状態ではあったけど、このピッチ状況でアウェーということを考えると、そこまでみんながナーバスになるとかはなく、この状況でしっかりと勝ち切ろう、まずは先制点が何よりも大事という話はしました。

 -3部相手だったが、自分のプレーの印象は

 香川 今はプレーに対して自信を持っているし、判断もしっかりできている。そういう意味では、これを継続してやっていきたい。ボールを受けた時にしっかりと余裕が常にある状態で、いくらピッチが悪かろうが、プレッシャーが早かろうが、しっかりといい準備ができている。

 -出てない中で状態を上げられているのは?

 香川 いつ試合に出てもいいコンディションは保っていた。ゲーム感は練習からうまくやっていたからそこまで感じることはなかった。これからハードな戦いになってきたときに、60分過ぎたり70分過ぎたあとにもっともっとタフな戦いがこれから待っている。このレベルであれば、90分できるかなと思います。

 -次は中2日でリーグ戦でそのあと代表となるが

 香川 まずはリーグ戦のホームで勝って、いい形で代表にいきたいです。(中野吉之伴通信員)