ドルトムントの日本代表MF香川真司が決勝点の起点となり、自らの28回目の誕生日を1-0の勝利で飾った。

 15日の練習でひざを打撲した香川だったが、元気に先発メンバーに名を連ねた。3-4-2-1布陣の2列目左でプレー。さっそく前半14分、中盤でボールを受けた香川は、反転しながら左サイド前方のスペースへパスを送った。このプレーを起点に、駆け上がったサイドバックのシュメルツァーがゴール前へクロスを送ると、最後はFWオバメヤンが左足で直接蹴り込んだ。

 その後も香川は華麗なヒールパスで味方と連係し、鮮やかなワンツーパスから局面を打開と、持ち味を存分に発揮した。これで11日のヘルタ戦、14日のドイツ杯準々決勝ロッテ(3部)戦に続き、ここ一週間で3試合連続のフル出場。日本代表戦(23日、UAE戦=アルアイン、28日、タイ戦=埼玉)への合流を前に、元気な姿をアピールした。

 3位のドルトムントは勝ち点を46に伸ばし、1試合消化が少ない2位のライプツィヒに勝ち点3差とした。