代表引退試合となったFWポドルスキ(31=ガラタサライ)が鮮やかな左足ミドルシュートで決勝ゴールを決め、ドイツがホームでイングランドを1-0で下した。

 最後の国際試合でキャプテンマークを巻いてスタメン出場したポドルスキは後半24分、MFクロースの縦パスをMFシュールレが1タッチではたいたボールを受け、1トラップからゴールほぼ中央25メートルの距離から左足を振り抜くと、ボールは相手DFの横をかすめてゴール右上に豪快に突き刺さった。相手GKハート(トリノ)が飛びついたが、まったく届かなかった。元主将のMFマテウスの150試合、FWクローゼの136試合に続く歴代3位の代表通算130試合目の出場となったポドルスキは、49得点目をマークし「ありがとうドイツ」の言葉を残して代表のピッチを去った。

 ポドルスキはヴィッセル神戸への移籍が決まっており、加入時期は7月の方向で固まっている。「夏から日本でプレーするのが楽しみ。移籍はじっくり考え、自分に合っていると思い決断した。日本には遠征で3度行ったことがあり、いい印象を持っている」と話した。