ブラジルがW杯ロシア大会出場を決めた。世界で一番乗りの予選突破で、第1回大会から21回連続の出場。FWネイマールの得点などで3-0とパラグアイを下して8連勝とし、他会場の結果を合わせて、4試合を残して出場権を得る4位以内が確定。過去3大会は日本が最速で予選を突破していた。

 ブラジルがサッカー王国の貫禄を取り戻し、最速予選突破を決めた。後半19分にネイマールが自陣からドリブルで左サイドを一気に突破してゴールを決めるなどで快勝。一方でウルグアイとアルゼンチンが敗れ、8月の次戦は両者が対戦して星をつぶし合うため、ブラジルの4位以内が確定した。

 今予選は初戦でチリに敗れるなど序盤はもたついた。昨年6月には南米選手権で屈辱の1次リーグ敗退。これを機にドゥンガ前監督が解任され、コリンチャンスを率いていたチチ監督が就任すると、その後は親善試合1試合を含めて9連勝となった。チチ監督は「神に感謝したい」と話し、3点目を決めたDFマルセロは「全員が練習から全力を尽くし、雰囲気が一変した」と変化を明かした。