FW武藤嘉紀のマインツと、MF宇佐美貴史のアウクスブルクについて、指揮官の去就問題が取りざたされている。6日に独紙ビルトが「ピンチの監督は解任か?」との見出しで伝えた。

 マインツは5日に2位ライプチヒに2-3で敗れて4連敗。会長のハラルド・シュトルツ氏とチームマネージャーのルーベン・シュレーダー氏は試合後、硬直した様子で観客席に座っていた。試合後にはシュレーダー氏は「シュミットは次のフライブルク戦でも監督だ。チームは全力で戦った」と監督を支えるコメントをした。代表取締役の1人であるユルゲン・デッツ氏は「今後も下降していけば…」と含みを持たせたコメントをしていた。いずれにしても次のフライブルク戦で負けることになれば、本当に厳しいという。

 アウクスブルクは17位のインゴルシュタットに2-3と取りこぼし。バウム監督は13試合で6敗目となった。大問題は守備で直近5試合で15失点、今年に入ってからだと26失点も喫している。バウム監督はは5バックへの変更で修正しようとしているが、助けにはなっていない。

 スポーツディレクターのシュテファン・ロイター氏は「我々は間違いなく気持ちを切らしたりはしない」とコメント。「2部に降格してもバウム監督と続けるのか?」というビルト紙の質問には「そうした考えはしていない。試合を批判的に分析するが、いいところも見つけ出す」と話していた。ビルトは「9日のヘルタ戦で負けるとおしまいだろうか?」と伝えている。