MF小林祐希が所属するヘーレンフェインは、アウェーでフィテッセに2-4で敗れた。

 小林は26試合連続の先発を果たし、フル出場した。前半31分のチーム1点目は小林の好ディフェンスから生まれた。

 以下、小林との一問一答

 -試合そのものは面白かった

 小林 自分の取り組もうと思ったことがある程度できた。入ってきたボールに対してガツっと行くっていうところ。あと1回張り付いたら離れない守備。それで自分の理想的な形で3回、4回ボールが取れた。取り組んで1週間経っていないけど、収穫だと思います。

 -1点目も小林選手の守備からだった

 小林 あれもボールと足と両方行くっていう、そういうディフェンスも覚えていかないといけないと感じて。あそこも(相手を)後ろ向かせて下げさせればOKだけど、それガツッとつぶせるだけで結構変わる。代表でも求められていること。やろうとしていることは出来ました。でも試合に負けちゃったので、そこは、悔しいですけど。負けている試合の中でも収穫をドンドン得ていかないといけないなと思っています。

 -相手MFナカンバとの絡み合いの中でフィジカル勝ちするところとか?

 小林 1回行って体勢を崩した後にもう1回行くっていう。食らいつきというか。1回行ったら離れない。たぶん体の問題とかパワーの問題とかスピードの問題もあるけど、やっぱり気持ちの問題が一番。ここでもう1回行けるっていう気持ちで。相手が後ろ向きでいたら、絶対に前を向かせない。それは意識してやりましたね。

 -前半20分すぎくらいから、小林選手がボールサイドに寄っていって「俺にボールよこせ」っていうアクションが増えた

 小林 0-2になったら0-3も0-4も変わらないのでもっとガツガツやればいいのに、逆にやられたくない気持ちが出てきちゃうのか、つながってはいるんだけどちょっとずつ下がっている。それをどうにか変えていきたいと思っていた。そこを1人の力で変えられる選手が上に行くと思う。それを1人の力では変えられなかったというだけですね。

 -後半、GKの前まで進出した場面があった

 小林 あれも角度がもうちょいダイレクトで打てるようなところに来れば…。足元に入ってきちゃったので、ファーストタッチをもうちょっと丁寧にやればよかったです。スルスルスルって2列目から上がって来るなんていうのを、もうちょっと増やしていければ良いかなと。

 -今日はそういうシーンが多かった。

 小林 そこで俺が動けば空くので。そこにマルティン(・ウーデゴーア)とか、入ってきてくれるような選手がいると、また空けたスペースを使うというのが基本ですよね。スペース空けてそこを使って、またスペースを空けてそこを使ってっていう連動が生まれてくると思う。最後は押し込めたと思う。相手も守備がいっぱいいっぱいだった。ああいうプレーを最初からできればいいと思います。

 -次はアヤックス戦。

 小林 いいチャンスだと思います。