第2戦が行われ、FW岡崎慎司が所属するレスター(イングランド)はホームでアトレチコ・マドリード(スペイン)と1-1で引き分け、2戦合計1-2で4強進出はならなかった。

 岡崎は先発したが、周囲のサポートも少なく、チームの次ラウンド進出に向けて大きな意味を持つゴールを決めることはできなかった。献身的な運動量と体を張ったくさびとなるプレーを見せただけでなく、前半7分にはチームの初シュートを放ち、同21分には合わせ損ねたが前半一番の決定機を作り出した。しかし、1点リードされたチームがパワープレーで押し込む戦術を起用したことから、第1戦同様に後半からベンチに退いた。

 以下は岡崎との一問一答。

 -まず試合結果だが

 岡崎 最後、あれが決まっていれば、とかいろいろあって、自分も見ていて興奮したし、すごいこれがレスターかなっていう感じで…。まぁなんで自分があそこに立ってないんだろうって気持ちはありましたけど(苦笑)。

 -後半ピッチにいたらという思いがあったと思うが

 岡崎 自分の立ち位置を改めて(感じた)。あのフォーメーションだったら、自分もセカンドボールを拾えて、ごちゃごちゃなるから、あそこで決められるチャンス…。そこでの仕事を認められていないっていう風に…。何度もこういう経験はレスターでしてきているけど。またそういう風になるんだなと。戦術的な交代だということは分かっていても、受け入れられない部分もあるし、ただ自分がFWとして、決め切れなかったことがあるから認められていないっていう…。さみしいけど、ホント最後はファンと同じように、すごい興奮したし…。レオ(ウジョア)のが決まっていれば、バーディーのが決まっていれば、という…。最後まで本当に攻め切ったなぁと本当に思いましたけどね。

 -昨季もそうだったけど、このレスターの底力って、どこから出て来る

 岡崎 やっぱりチャレンジャーっていうところだと思うし、ほとんどの選手が初めてCLに出て、戦っていくにつれて、慣れていった部分も大きいと思う。レスターは初めてでしたけど、これを毎年、出場しているチームとか選手とかは、「どんだけ幸せやねん」とか思いながら。それだけ、レスターが感じた何かこう、湧き上がってくるパワーみたいなものは、やっぱり結局、初出場のチームもなかなかいないわけじゃないですか、チャンピオンズリーグに出てくるチームで。やっぱりそういう新鮮な気持ちをピッチでここまで表現できたのではないかな、と思います。