マインツFW武藤嘉紀(24)が王者バイエルン・ミュンヘンを相手にフル出場し、持ち前の全力プレーを見せつけた。

 武藤は3試合連続で先発し、2トップの一角でプレー。1-1の前半40分にペナルティーエリア内で倒され、貴重なPKを獲得。これをDFブロジンスキが決めて前半を2-1とリードして折り返した。だが後半28分に相手MFティアゴに同点弾を許し、試合は2-2のドローだった。武藤は試合終了の笛が鳴ると同時に、そのままグラウンドに倒れこんだ。マインツは勝ち点33の13位。武藤の試合後の一問一答は次の通り。(取材・中野吉之伴通信員)

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 -試合終了の時にグラウンドに倒れこんでいたけど、全部を出し切ったという感じ?

 「もう出し切りましたね。後半、ボールを触る時間が少なすぎた。こうなるのわかってましたけど、ほんと厳しかったなという。そんな中で得点に絡めたのは良かったなと思いますね」

 -勝ち点1でおめでとうという感じか、それとも?

 「いや、悔しかったですね。うん、勝ちたかった、勝てた、勝てました、絶対に。勝てたと思いますし、前半もいくつかチャンスありましたし、決めきっていれば、ほんとにしっかり勝てたんじゃないかなと思いました。相手もつかれてましたし」

 -1-1に追いつかれる前に2-0にできるチャンスもあった

 「2-0、3-0にできるチャンスはあったんじゃないかなと思いますね。そこはほんとに惜しかったと思いますけど、残留において勝ち点1、は非常に重要だったと思いますね」

 -今日は特に残留争いをしているチームが全部負けただけに

 「まあこの1点がだいぶ響いてくるんじゃないかなと思いますね」