タラゴナDF鈴木大輔(27)がアウェーのヘタフェ戦で3試合ぶりに先発し、フル出場で勝ち点1の獲得に貢献した。

 鈴木はセンターバック3枚の右としてプレー。前半は多くの時間が左サイドで行われたこともあってカバリングに回る時間が多かったが、先制点は鈴木が守るべき右サイドを突破してクロスを上げられた。後半に4バックとなってからは通れば1点となるスルーパスをカットしたり、FWホルへ・モリーナとの1対1の勝負を制するなど、攻められ続けたチームの最後のとりでとして落ち着いた守備を披露。1部昇格を争う3位のヘタフェから勝ち点を手にし、タラゴナは勝ち点41の16位とした。

 鈴木との一問一答は次の通り。(山本孔一通信員)

    ◇   ◇

 -いい守備を見せていた

 「そうですかね。すごい厳しい試合だったけど、ヘタフェ相手に貴重な勝ち点1を獲得できたかなと」

 -前半5バックであまり統制が取れていなかったが、後半4バックになってしまった気がするが

 「守備は前半5バックになるところが多かったが、その中で皆で前からいこうとしていたが、後半、割り切って4枚にした。前半、奪ってもなかなかボールが奪っても回せなかったので4枚の方がいいという話になって。その勢いのまま、後半頭に得点が取れるまでは良かったかなと」

 -攻めが機能していない時、守備が我慢出来ていたのは良かったのでは?

 「真ん中で跳ね返すことが出来たし、全体的に押し込まれる時間は長かったけど、耐えられたのは評価できるかなと」

 -1点目、出来ることがあった?

 「プレッシャーをもう少しかけられていたら良かったなと。スライドのまま、ボールを失った後、相手が左サイドをつないだ時に右で取り切れればよかった。自分たちの左サイドにスペースが少しあったのでそこは修正しないといけない」