ホッフェンハイムは4月30日、ホームでフランクフルトを1-0と下し、ドルトムントを抜いて3位に浮上した。翌5月1日に独紙ビルトは「ホッフェンハイムがCL(欧州チャンピオンズリーグ)出場に大きな1歩」と伝えた。

 以下、同紙の報道の抜粋。

 試合は後半ロスタイムにDFベンヤミン・ヒュブナーがヘディングシュートで勝利を決めた。6日にはドルトムントと直接対決となる。FWマルコ・ウートは「勝つためにドルトムントにいくよ」と話した。

 だが、この試合は最も退屈な試合の1つだった。ヒュブナーのゴールが生まれるまでのシュート数はわずかに11、今季最少だった。

 美しい瞬間を作ったのはホッフェンハイムのファンだ。前節ケルンのファンがホッフェンハイム会長ディットマール・ホップを侮辱するプラカードを出して問題になったが、昨日の試合ではホッフェンハイムファンが「We Love Hopp」「僕らはディートマール・ホップ」「ありがとうホップさん」とプラカードを多数掲げてサポート。ホップは試合後「粘り強い試合だった。0-0で引き分けかなと思っていたけど、最後に勝つことができたからもっとうれしいね」と話していた。

 フランクフルトは力強い守備で勝ち点1にふさわしい試合展開だった。だが、よりにもよってフランクフルトのスポーツディレクターであるブルーノ・ヒュブナーの息子ベンヤミン・ヒュブナーにゴールを許してしまった。ベンヤミン・ヒュブナーは「これで僕らの関係が壊れないことを祈っているよ。僕にゴールと勝利を祝福してくれた。彼は僕の父なんだから」と笑いながら話していた。