MF乾貴士が所属するエイバルはアウェーでアトレチコ・マドリードに0-1で敗れた。

 後半24分、MFサウールに左足のミドルシュートを決められ、これが決勝点となった。

 乾は左MFで先発。前半9分、左サイドからカットインし右足シュートを放つも相手GKにはじかれるなど不発で、0-1の後半31分に退いた。

 エイバルは残り2試合で勝ち点54の8位。6位ビルバオの勝ち点62には届かず、欧州Lへの望みは立たれた。

 以下は乾との一問一答。

 -今日の試合、チーム、個人として振り返って

 乾 前半の最初の入り方としては悪くなかったですし、その中で点が取れれば一番良かったんですけどね。自分自身もチャンスはありましたし、ペドロに出したパスももうちょっと前に出せれば決定機になった。そういうところの精度を上げていかないと、こういう強いチームには勝ち切れないのかな、点を取れないのかなって感じです。

 -中からAマドリードに主導権を握られた

 乾 彼らはやっぱりうまいと思います。前の選手の個人技だったりパスワークだったりっていうのはすごくレベルの高いものですし、リーガの中でも一、二を争うくらいのチームなので。そんな簡単に自分たちが主導権を握れるとは思っていなかったですし、ただ我慢できればいつか自分たちにチャンスが来るとやっていて、後半にああいう形で失点しましたけど、あの形もやっぱりうまかったですし、仕方ないと言えば仕方ないんですけど、もうちょっと良い戦い方もできたのかなと思いますけどね。

 -前の試合でカルデロンの芝が合わないと言っていた。今日は滑る場面があったが

 乾 めちゃめちゃ滑りましたね。俺が言っていたのは滑るとかではなかったんですけど、今日は思った以上に滑った。こないだ来たときより芝が柔らかかったというか、イメージしてたより固くなかったので、その辺で芝に足をとられる回数が増えてしまって。それが個人としての反省ですし、チームとしてもそれが多かったので監督も厳しく言っていましたし。そういうところでミスが何個かあったので、そういうミスをなくしていかないともったいないのかなと思います。

 -今日の敗戦で欧州リーグ出場の望みは絶たれた。しかしホーム最終戦とバルセロナ戦が残っているので、モチベーションは十分保てる

 乾 相手(ヒホンは残留争い、バルセロナは優勝争い)は必死にやってくるので、すごく難しい試合になると思います。でも自分たちは最後のホーム戦でまずはヒホンとやるので、ファンの方に良いところを見せたいですし、そのモチベーションはしっかりあるので。チームとして良い戦い方をして、最後のホーム戦でしっかり勝てるようにやっていきたいです。

 -ビセンテ・カルデロンのような大きいスタジアムの雰囲気について

 乾 すごく良い雰囲気でやれましたし、まあ楽しかったのは楽しかったですけど、やっぱ負けるのは悔しいです。