DF長友佑都(30)が所属するインテルミラノは、アウェーで痛い敗戦を喫した。

 長友は4試合連続の先発出場で左サイドバックに入り、後半37分まで出場した。後半7分に相手選手へのファウルでイエローカードをもらうなど、攻守に渡ってファイトあふれるプレーを披露したが、勝利に結びつかなかった。試合は後半25分、ジェノアFWパンデフにシュートがクロスバーに当たって跳ね返ったところを押し込まれ、この1点が決勝点となった。

 インテルミラノは勝ち点56の7位。残り3試合で5位アタランタとは勝ち点9差あり、来季の欧州リーグ進出はほぼ消滅した。ピオリ監督は「ジェノアは全力を尽くして守ってきた。難しい試合になることはわかっていた。早い動きでチャンスを作ることも少なく、ボール保持でさえなかった。ファンの失望は理解できる。我々も同じだ。今の時期は欧州カップ戦を考えるより、プライドを持ってシーズンを終わることを考える方が重要だ」と話した。(西村明美通信員)