FW武藤嘉紀が所属するマインツのマルティン・シュミット監督が解任目前かと、15日に独紙ビルトが報じた。

 以下、報道の抜粋。

 13日のフランクフルト戦で、0-2から4-2の逆転勝利を挙げたマインツは最終節のケルン戦で2桁失点で負けない限り大丈夫という、事実上の1部残留確定を果たした。

 マインツは残留したが、残留の立役者は残らないかもしれない。シュミット監督はこれまでに2度マインツを降格の危機から救った。監督就任直後と今回。昨季は今季の欧州リーグ出場権獲得も果たした。

 だが、今季限りでの解任の危機は目前だ。クラブ内ではシュミットのクオリティーを疑問視する声が以前から上がっていた。次節ケルン戦がシュミットにとって91試合目であると同時に、最後の試合となる可能性はある。

 後任監督候補はU-23チームの監督であるサンドロ・シュバルツ。U-23チームは今節ロッテに3-3で引き分け4部リーグ降格が決まったばかりだ。

 シュミットへの批判ポイントは以下になる。

 ・中盤に高い技術を持った選手をそろえながら縦1本のキックアンドラッシュ戦術

 ・守備を固める相手にレシピがない

 ・シュミット政権下で成長した選手がいない

 ・冬に獲得したボーヤン・クルキッチをベンチに置きすぎ

 チームマネジャーのルーベン・シュレーダーはフランクフルト戦後に「次の試合でケルンにいく。それからシーズンについて話をしなければ。先のことを考えるのは首脳陣の仕事だ。だけど今は何を飲むかしか考えていない」と答えていた。