ヘントFW久保裕也(23)は見せ場をつくれず、今季を終えた。敵地でのクラブ・ブリュージュ戦にフル出場したが得点はなく、1-2で敗れた。

 久保は前半11分に相手クリアボールをゴール前、左足でシュートを狙ったがブロックされた。思うように攻撃の形ができず、ヘントは苦戦。前半29分にボールを下げた久保に対し、味方が叱責(しっせき)。後半10分には、サイドライン際で久保とファンハーゼブロウク監督が言い争う場面もあった。同18分に久保は右足でシュートを狙ったが、ボールはゴールバーを越えた。試合は前半24分、後半12分に失点。同25分にMFサイフが1点を返したが、そこまでだった。ヘントは3位で、来季の欧州リーグ予選に出場することになった。久保はヘントに移籍した1月からのリーグ戦17試合に出場し、11得点と大活躍だった。

 試合後の久保との一問一答は次の通り(エリーヌ・スウェーブルス通信員)

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 -お疲れさまでした。

 「いやー、残念でした。でも、残念です。でも、切り替えます。終わったので」

 -熱狂的なスタジアムで、相手も気合が入っていて

 「雰囲気はすごい良かったですけど。なんか、アウェーで。でも、チャンスもあったし。僕はあんまり後半は何も出来なかったというか。前半は少しありましたけど。物足りない部分が結構ありました」

 -来季に向けての修正点や課題が見つかった試合だった?

 「いやまあ、全然やれると思いますし。ただ、シーズン終盤になって大事な時に試合を決定づけるプレーがしたいなというのはありましたけど。まあ、来シーズンにつなげたいなと思います」

 -後半早々、監督と口論してましたけど

 「ポジショニングのことで言われましたけど。まあまあ、ああいうこともあるかなと」

 -具体的には? 守備の時のポジショニングとか攻撃の時のこととか

 「カルーが持った時にもっとサポートに行けって言われましたけど。イメージがあまりなかったので。彼も一人で行く感じなので。そこでちょっと思いましたけど」