マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー(31)はトップレベルのサッカーの最期に直面していると、26日に英紙サンが報じた。

 イングランド代表で通算最多得点の記録を持つルーニーは、6月に行われるスコットランド戦とフランス戦の代表に選出されなかった。また13年間在籍した所属クラブから退団する見通しだ。同選手を落選させた同代表のサウスゲート監督は「ルーニーと同じポジションでプレーする選手がとても良いプレーを披露している。そのポジションは彼らが獲得に値する。マーカス・ラッシュフォード、ハリー・ケーンが戻ってきたし、ジャーメーン・デフォーも前の試合で素晴らしいプレーをしてくれた。それにジェイミー・バーディーも好調だ」と説明した。

 イングランド代表はフランスと親善試合を行ったあと、スコットランドとW杯欧州予選を戦う。同監督は「前にも言ったが、ウェインはクラブでのプレーが少なすぎる。プレーしていたのは分かっているが、クラブでとても好調だった選手を選びたかった」と続けた。

 また、ルーニーについて英紙ミラーは、中国のクラブに移籍すると報じた。

 移籍市場は来月19日に開始されるため、24日後には中国にいる可能性が高いと伝えた。週給60万ポンド(約8880万円)の契約を交渉しているという。代理人のポール・ストレットフォード氏は以前にも中国リーグのクラブと交渉していたが、中国の移籍市場が閉まる今年2月末までに、交渉をまとめることができなかった。しかし、同代理人は秘密裏に中国へと足を運び、交渉を続けてきた。北京国安と天津権健を筆頭に複数クラブが興味を持っているという。