ACミランの日本代表FW本田圭佑(30)が実質的なオーナーのオーストリア2部SVホルンの来季3部降格が決まった。26日(日本時間27日)の最終戦で優勝したLASKリンツに1-2で敗れ最下位10位が確定。自動降格が決まった。

 15年夏に3部だったクラブを実質的に買収。日本人の現役選手では初めて、欧州でのクラブ経営に乗り出した。1年で2部昇格したが、わずか1年で逆戻り。買収時に本田がぶち上げた「5年でCL」の大目標に向け、派手につまずいた。

 ツイッターを開設したばかりの本田は「めっちゃ悔しい!でもめっちゃオモロイ!人を遺す活動を世界に広げていきます」(原文ママ)とつぶやいた。今季終盤に日本人の浜吉正則監督を解任。現時点でホルンから欧州の上位リーグ、クラブに巣立った日本人選手も出ていない。この点では、本田が30歳になり使命感を持って取り組む「人をのこす」は形になっていない。来季はより厳しい戦いを強いられそうだ。