テネリフェのMF柴崎岳が、アウェーのアルコルコン戦で、自身25度目の誕生日にスペイン移籍後初ゴールをマークした。

 1-0の前半30分、スルーパスに抜け出し、エリア内で左足ダイレクトシュートを放ち、出場10試合目で待望の初ゴールを挙げた。また、先制点の起点にもなり、2得点に絡む活躍。退場者を出した直後の後半39分に交代した際には、アウェーまで駆けつけたサポーターから「誕生日、おめでとう」とのコールを受けて祝福された。

 柴崎は試合後に移籍後初得点となるバースデーゴールについて「いつかは決まるとは思っていた。皆、誕生日だから(おめでとう?)って言ってくれますけど。決められて良かったです」と喜んだ。移籍当初に苦しんだスペインでの生活について「問題はない。すべてのことに満足している」とコメント。スペインのサッカーについては「まだ慣れていない部分も多いけど、徐々にフィットして来ている部分がある」と手応えを感じていた。

 チームは4位に浮上。7位ウエスカとの勝ち点差を4に広げ、残り2試合で1部昇格プレーオフ(3~6位)進出を目指すことになる。「あと1勝すればという勝利なので(今日の勝ちは)大きいものだが、気を抜かずにあと2試合頑張りたい」と意気込みを語った。(山本孔一通信員)