ACミランを退団する日本代表FW本田圭佑(30)が28日、カリャリとの今季最終戦で初めて主将で先発した。

 アウェーで歴史と伝統ある名門の重いキャプテンマークを巻いてフル出場。「ミラン本田」のラストマッチは1-2で敗れた。

 試合前にはクラブ公式番組「ミランチャンネル」のインタビューに答えていた。3年半を振り返り、まず「時がたつのははやい。あっという間の3年半だった。幸せだし、このユニホームに袖を通すことができたのは誇り。すべてのサポーター、ともにプレーした選手たちに感謝を伝えたい」と話した。

 前節、自身のゴールもあり、来季ミランはヨーロッパリーグで欧州カップ戦の舞台に舞い戻る。これを「重要なのは来季、ヨーロッパリーグで戦えること。いい結果を残してもらいたい。テレビで応援する」とした。

 栄光の背番号10を背負ったが、クラブの低迷もあり、結果は残せなかった。このことも「背番号10に値するような、十分な結果を残すことはできなかったかもしれない。ただ、いつでも全力で、すべての情熱を注いできたことは間違いない」と冷静に語っている。