日本代表FW本田圭佑(31)が契約したメキシコ1部のパチューカが18日、クラブの施設で新シーズン開幕に向けたイベントを開催し、本田を含む新加入選手6人をお披露目した。

 練習ピッチ横にある人工芝の屋根付きピッチをコンサート会場のようにし、席をサポーターやクラブの持つ大学に在籍する学生、下部組織の選手ら計1000人が埋めた。

 盛り上がる会場で、黄色い声援も含め、ひときわ大きな歓声を浴びたのが、青い練習着で登場し、大トリで紹介された本田だった。

 大阪生まれ、名古屋-VVV-CSKAモスクワ-ACミランといった経歴、日本代表での活躍を映像とともに紹介され、最後に「インテリジェンスとテクニック、決定力を備えた選手」として名前を呼ばれた。右手で声援に応え、へスス・マルティネス・パティーニョ会長やディエゴ・アロンソ監督やクラブ幹部、全選手が待つ壇上にあがった。

 そこで背番号2、背中に大きく「02」と入った新ユニホームを手渡された。その後の新加入選手のあいさつでは、すべてスペイン語で次のように話した。

 「みなさんこんにちは。初めまして。ケイスケです。ここにいられることがとても幸せです。僕にできることのすべてをして、クラブに最大の貢献をしたい。このスペイン語のあいさつは昨日準備したばかり。だから、僕にスペイン語で話しかける時は、ゆっくりとお願いします(笑い)。ありがとうございました」。

 後半部分は新たなチームメートにも笑いを巻き起こし、つかみはOK。これまでと違い、どこか親しみやすいスタイルで新天地でのスタートを切った。