スペイン2部テネリフェMF柴崎岳(25)が、今季1部に昇格するヘタフェに移籍することが決まった。17日、ヘタフェが4年契約での加入を発表。関係者によると年俸は約1億円。柴崎は18日、古巣の鹿島のクラブハウスを訪問した。21日にスペインで会見する。

 今年1月に鹿島からテネリフェに移籍した柴崎は、当初は適応に苦労も、シーズン終盤は中心選手になった。4位で進んだプレーオフでは4試合で1ゴール1アシストと活躍。3位ヘタフェとの決勝で敗れ、チームの1部昇格は逃したが、1アシストした直接対決で力を認められてか“個人昇格”となった。テネリフェは契約延長を希望したが、1部でのプレーを望む柴崎が移籍を決断した。

 ヘタフェはマドリード近郊のクラブで04年に1部初昇格。07-08年にはラウドルップ監督の下、UEFA杯8強入り、国王杯は2季連続で準優勝した。