マンチェスター・シティーとフランス1部パリ・サンジェルマンが、同1部モナコのフランス代表キリアン・エムバペ(18)の獲得を巡って、移籍市場での補強禁止処分が下される可能性があると、英国複数メディアが報じた。

 モナコは欧州の複数クラブが不法にエムバペ獲得の取引をしていたことを、国際サッカー連盟(FIFA)に通報すると発表した。モナコは1億2000万ポンド(約180億円)の価値があるというエムバペの放出を考えておらず「受け入れられない状況を終わらせるためにも、フランス・サッカー協会とFIFAに、違法取引をしたクラブに対して懲戒手続きを進めるように伺いを立てるつもりだ」と声明を出した。

 英紙ミラーによると、モナコはマンチェスターCとパリサンジェルマンが不正に同選手と話し合いをしたことを証明できるという。補強禁止の処分が下される可能性があるマンチェスターCは「今の段階ではコメントを差し控える」とコメントするにとどまった。