27日に元イタリア代表FWアントニオ・カッサーノ(35)の退団が決まったことにより、すでに売れていた同選手のユニホームが他の選手のものと交換できることになった。28日付の伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトの電子版が報じた。

 カッサーノは10日にベローナへ加入したが、家族と時間を最優先するという理由で18日に現役引退を発表した。同日の内に引退を撤回して新シーズンを戦う予定となったが、24日にふたたび現役引退を表明。27日にクラブから契約解除が発表された。

 二転三転した結果、1試合も出場することなく退団したカッサーノの引退騒動に、イタリア消費者協会は「カッサーノのユニホームを買ったサポーターたちは、払い戻しされるべきだ」と発表した。これを受けてベローナストアは「8月30日までにカッサーノのユニホームとレシートを持って来ていただけば、他の選手のユニホームと変更できます」と異例の対応に追われた。