アーセナルのベンゲル監督は、チリ代表FWアレクシス・サンチェス(28)が今季限りで退団することを覚悟していると、16日付の英紙デーリーメール電子版が報じた。

 契約が残り1年となっているサンチェスについて「現時点で契約最終年の選手だ。(契約延長の話は)進んでいない」と延長は難しいとの見解を示した。

 マンチェスターCやフランス1部パリサンジェルマンからオファーがきていると報じられているサンチェスについて、ベンゲル監督は「こんな話はしたくないが、我々は現場での効率と、財務的な関心のどちらかを選ぶ必要がある」とコメント。残留させて来季に移籍金なしで放出させるか、移籍金を得るために今夏に放出させるかの2択に迫られていることを認めた。

 それを踏まえた上でベンゲル監督は「私はスポーツの側面を優先する」と、来季に移籍金なしで放出することになっても、今季はサンチェスをとどめたい意向を示した。