大型補強をしたACミランが、6発大勝で欧州リーグ本戦出場に王手をかけた。新加入のポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(21)と、MFモントリーボ(32)がともに2ゴール、サンダーランドから加入したFWボリーニ(26)も得点を挙げるなど、マケドニアのクラブを圧倒した。

 4年ぶりの欧州大会で圧勝したモンテッラ監督は「これほどうまくいくとは思っていなかった。選手たちは全ての面でスムーズにいくようにプレーしていた」と大満足だった。さらに「私としては、日曜の試合に集中力を選手たちに伝えていくよう全力を尽くす」と、早くもクロトーネとの開幕戦を見据えた。

 また、この試合ではユベントスから加わったDFボヌッチ(30)が主将を務めるなど、先発11人中6人が新加入選手となった。今夏の移籍市場で10人を新しく加え、大改革したチームについてモンテッラ監督は「まだ向上していくべきところはあるが、新しい選手たちは貢献する姿勢を見せている。このチームが成長していることはうれしいし、スタートは間違いなく幸先がいいものだ。ただし、新しい選手たちはよりチームに慣れるように努力しなければならない。大きな目標に到達するためにはもっと練習をしていくことが必要だ」と今後の課題を口にした。