バイエルン・ミュンヘンが3-1でレーバークーゼンを下した18日のブンデスリーガの開幕戦について、19日の独紙ビルトは以下のように報じた。

 ブンデスリーガ史上初となるビデオ判定によるPKと激しい雷雨。Bミュンヘンがまたとどろいた。レーバークーゼンに勝利したBミュンヘンはこれで6年連続開幕戦に勝利。

 歴史的だったのが後半6分のシーンだ。アラングスがレバンドフスキをペナルティーエリア内で抑え込んで倒したが、主審のトビアス・シュティーラーは最初笛を吹かず。しかし565キロ離れたケルンのスタジオで映像を確認したビデオ判定審判Dr.ヨハン・ドレースからの情報でPKを認めた。

 元審判のトルステン・キンヘーファーは「ちょっとの中断時間ですぐに決断を導き出した。ビデオ判定審判のパーフェクトデビュー」と語っていた。

 試合はBミュンヘンの総額1億50万ユーロの新加入選手組が活躍。セバスティアン・ルディとニコラス・ズーレの元ホッフェンハイムコンビで先制点を挙げると、コレンティン・トリッソが2点目をマーク。

 前半途中からスタジアムは豪雨に見舞われ、ハーフタイムには雷もなった。

 雷を落としたのはカルロ・アンチェロッティ監督もだ。前半途中にフランク・リベリーが空中戦で頭をぶつけてグラウンドに倒れこむが、試合はそのまま続行されると、ピッチの中に入ってまで猛抗議。その後ボールがピッチ外に出ると、審判に怒りをぶちまけていた。