DF吉田麻也が所属するサウサンプトンは、ホームでマンチェスター・ユナイテッドに0-1で敗れた。

 前半20分、ベルギー代表FWルカクのヘディングシュートをGKフォースターがはじき、こぼれ球をルカクに左足で押し込まれ、これが決勝点となった。

 フル出場した吉田は、「こういう強いチームは苦しい試合でも勝ち点を逃さずに取る。自分たちや僕自身がステップアップするためには、こういうところで勝ち点を取っていなかないといけない。こういう強いチームに対して勝ち点をもぎ取れるチーム、選手にならないといけないと試合を通して感じた。結局、彼らのチャンスは2、3回しかなかった。でも点を取って守り切って勝たれた。そこがトップのチームと中堅のチームとの差。やはり、そこが一番、僕が今日感じたことです」と、内容では負けていなかったが、僅差で敗れた試合を振り返った。

 決勝点を奪われたルカクについては「苦戦した」と苦笑い。「(前節で対峙したクリスタルパレスの)ベンテケだと、強いけど足元はそうでもない。でもルカクは強くて、速くて、巧い。武器が1つだけではない。拳銃も持っているし、ナイフも持っているし、弓矢も持っている、みたいな。そこが違う」と舌を巻いた。

 サウサンプトンは2勝2分け2敗の勝ち点8の11位。マンチェスターUは5勝1分けの勝ち点16で首位マンチェスター・シティーと並び、得失点差で2位。