20年東京五輪世代の主役候補、ドイツ1部ハンブルガーSVのMF伊藤達哉(20)に欧州6カ国の計10クラブが興味を示していることが16日、分かった。

 各国関係者の話を総合すると、日本からJリーグを経由せず本場欧州に引き抜かれた異色ドリブラーに対し、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ、イタリアのインテルミラノ、トリノ、ドイツのライプチヒ、シャルケ、フランクフルト、ウォルフスブルク、オランダのPSV、ポルトガルのベンフィカ、オーストリアのザルツブルクが熱視線を送っているという。

 ◆伊藤達哉(いとう・たつや)1997年(平9)6月26日、東京都生まれ。14年のUAEでの国際ユース大会でハンブルガーSVと対戦し、スカウトの目に留まる。柏U-18(18歳以下)時代の15年にハンブルガーSVと契約。U-19、ドイツ4部の2(セカンドチーム)をへて今季トップ昇格。日本の世代別代表歴なし。目標の選手は元フランス代表MFリベリ(Bミュンヘン)。背番号43。利き足は右。169センチ、58キロ。