ボルシアMGのチームマネジャーがファンに激怒したと、16日の独紙ビルトが以下のように報じた。

 3試合連続未勝利だったボルシアMGは15日、ハンブルガーSVに3-1で勝利。しかし、試合後チームマネジャーのマックス・エッベルはボルシアMGファンに激怒した。「なんてやつらだ! あんなファンは」という言葉まで控室で飛び出した。

 怒りの理由は、この日出場した18歳のミカエル・クイサンスのバックパスに対して自軍ファンがブーイングしたため。MFトルガン・アザールは「ファンが助けてくれなくて残念だった。今日は18歳の選手が2人出場していたんだ。我慢強く見守らなければ」とコメントした。それでもボルシアMGはFWラファエルの2ゴール1アシストの活躍で勝利した。

 一方のハンブルガーSV代表取締役ヘリベルト・ブルッフハーゲンは「大きなミスで自分たちでそうしてしまった。高い集中力で取り組んでいく以外に自分たちに残されているものはない」と話す。また経営難に苦しむハンブルガーSVは昨季、従業員への花のプレゼントや芝暖房の熱量をおさえるという節約対策を行っていたとシュピーゲル誌が報じていた。だが、関係者によると「厳しい冬が来ると問題になる」という。5400万ユーロにも及ぶ人件費は手つかずだという。