陸上男子短距離の100メートル、200メートル世界記録保持者で昨年引退した31歳のウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)が3月にブンデスリーガのドルトムントの入団テストを受けることを明らかにした。英紙デーリーメールなど多くの海外メディアが報じた。マンチェスター・ユナイテッドの大ファンであり、かねてよりプロサッカー選手への転向を示唆していたボルト氏が夢の実現へ第1歩を踏み出すことになった。

 ボルト氏は「3月にドルトムントの入団テストに参加する予定だ。そこで(サッカー選手としての)キャリア挑戦が決まるだろう。もし、クラブがいい選手だと言ってくれるのならば、さらにトレーニングを続けてフットボーラーとしてのキャリアをスタートすることになる」と語った。また、「これはフットボールで、これまでと違うことをする訳だから慣れるまでに時間がかかると思うが、何回かプレーすれば適応できる」と自信を見せた。

 元マンチェスターU監督のファーガソン氏も興味を示したボルト氏は、マンチェスターUのフランス代表ポグバに相談しているという。「ポグバにたくさんの質問をしている。自分はフットボーラーになりたいが、それはトップレベルのリーグでなければダメなんだ。最高の選手になりたいんだ」と本気度も示した。自分のポジションについては「個人的にはウイングでプレーしたい。だけど選手らはFWがベストだと言っているよ」と話した。