マンチェスターUが貫禄の3ゴールで快勝し、首位マンチェスター・シティーとの勝ち点差を12に詰めた。

 前日にライバルのマンチェスターCがリバプールに3-4と敗れ、無敗試合が22でストップ。2位につけるマンチェスターUにとっては、勝利が義務付けられた夢の劇場オールドトラフォードでの一戦だった。

 前半9分、右サイドから中央へ切れ込んだDFバレンシアが、ペナルティーエリア外から左足で強烈なシュートをゴールネットに突き刺して先制。同38分には、MFポグバのパスをゴール前のMFマルシャルが直接蹴り込み、2-0とリードを広げる。

 余裕の展開となったマンチェスターUはMFマタらを軸に、次々とストークのゴールに迫った。そして後半27分、ゴール前でパスを受けたFWルカクが、相手を背負いながらうまくボールをキープし、左足で豪快にシュート。これがゴール右隅へと飛び込み、3-0と勝負を決定付けた。ルカクは今季11点目となった。

 勝ち点を50に伸ばし、同62のマンチェスターCとは勝ち点12差に縮まった。それでもモウリーニョ監督は「(前日の)リバプールがマンチェスターCを破った試合も見ていないし、まだ何も変わらない。運命を待つしかない」と話した。2018年に年が変わり、これで公式戦3連勝。攻守がかみ合ってきた赤き名門は、地道に王者の後を追う。