MF森岡亮太が1アシストを決めるなど2得点に絡み、ワースランドベベレンがホームでシントトロイデンを3-1で下した。

 森岡は前半12分、左サイドでDFデミルが頭で落としたボールをダイレクトでスペースへ送り、そのまま走り込んだデミルがクロス。これがオウンゴールを誘いワースランドベベレンが先制。その3分後には自陣でのこぼれ球を反転しながら絶妙のスルーパスを送ると、これに反応したFWボリェビッチが飛び出してきた相手GKをかわして無人のゴールに右足で流し込んで2点目をアシストした。「お尻の筋肉が固かった」ということでコンディションは万全で無く、守備では無理をしなかったが、得意のスルーパスは面白いように通り、前半39分にはMFアンポマーを、後半21分にはボリェビッチをGKと1対1にするスルーパスを通したが、ともに得点にはならなかった。スポーツ専門サイト「スポルツァ」は森岡をマン・オブ・ザ・マッチに選んだ。

 森岡は「1点目はサイドのところで数的有利を作れました。彼(デミル)の左足は精度があります。ゴール自体はラッキーでしたが、本当に監督が求める形でしたし良かった。カウンターのところで、すごく良い形で(FWテリンが)クリアしてくれたので(2点目の攻撃につながった)。点を獲った選手(ボリェビッチ)、外すんですけれど、今日は本当に落ち着いて決めてくれた」と得点シーンを振り返った。

 ワースランドベベレンは8勝4分け10敗の勝ち点28で8位。森岡は「すごく大事な試合でポイントが獲れた。トップ6に入って、ヨーロッパリーグの予選に出られる位置まで行きたい」と目標を掲げた。移籍の噂に関しては「僕もニュースで知ることは多いですよ(笑)。『あれ!?』『ホンマに!?』みたいな。どうなるか分かりませんが、まずはいるチームで頑張りたいと思います」と、次戦アンデルレヒト戦へ気合を入れた。

 アビスパ福岡から移籍したシントトロイデンDF冨安健洋はベンチ入りしなかった。