マインツのFW武藤嘉紀(25)は、ホームのウォルフスブルク戦で自身最多となるシーズン7点目を挙げた。0-1の前半40分にピッチに入ると、4分後に左クロスを左足ダイレクトで同点弾を決めた。試合は1-1の引き分けに終わった。

 マインツ武藤はFWベルクグリーンの負傷で急きょ出番が回ってきた。「何が何でもゴールを取るんだという気持ちで」と臨んだ試合でゴールを奪った。ライナー性の難しいクロスを、左足でうまくアジャストした。「(クラブで)試合に出続けなければ(日本代表に)選ばれない。ゴールは本当に大きかった」と胸を張った。残り10試合で、移籍1年目のシーズン最多の7点に並んだが「最低でもシーズン前に掲げていた目標が10得点だったので、あと3点はしっかり取って」。自身初の2桁得点からの日本代表復帰を目指す。