元アーセナルの選手で現在セミプロチームのヘメル・ヘンプスタッド・タウンでプレーする、イングランド出身MFサンチェス・ワット(27)は、自分の名前を主審に伝えて、退場になったと、8日付の英紙サンが報じた。

 遅延行為により、イエローカードを提示されたワットは、主審から名前を尋ねられた。もちろん「ワット」と答えた。しかし、主審から3度も名前を聞き治されたという。主審は「何だよ?(What?)」と無礼な返答をしたと思い、同選手に退場を言い渡した。

 ワットは、困惑したままピッチを去ったが、キャプテンが主審に説明。レッドカードをイエローカードに変更し、ピッチに戻ることができた。「審判が名前を聞いてきたんだ。だから『ワット(Watt)』だって伝えて、立ち去ろうとした。でも、もう1回聞かれたから、同じように答えた。からかっていると思ったみたいだ。3回目を聞かれて、ワットを答えたあとに、レッドカードを提示された。がくぜんとしたよ。主将が説明したとき、主審はちょっと恥ずかしそうだったね」と説明した。