準々決勝の2試合が行われ、岡崎慎司が所属するレスターはホームでチェルシーに延長戦の末、1-2で敗れた。後半23分から出場した岡崎に得点はなかった。一問一答は以下の通り。

 -残念な結果だった。

 「そうですね。仕方がないです」

 -勝てるチャンスはあったと思うが?

 「レスターの得意な形が最後の方では結構あったと思うけど、そこで決められないというのが勝ち抜けなかった理由かなと思います。チェルシーは2度のチャンスで決めてきた」

 -投入された時にはどんな感じで?

 「基本的には自分たちもそんなに悪くなかった。ただ守備がはまってないな、という感じがあった。2個(1人を追ったら更にもう1人)追うというのが必須だと思うので。相手はカンテが自由にやっていたので、カンテ、セスクのところをどう追い込むか。CBにプレッシャーをかけながら、ボランチのところを潰しに行くというところで、そこがはまりさえすれば自分たちの方が有利に立てると思っていたので、そこに特化して。もちろん、もう少しボールをもらってと考えたんですけど、脚の部分でも、まだ完全ではないところもあるので。アジリティー(俊敏な動き)の部分ではだいぶよくなってきている。ただ、ボールを蹴るとか、ターンしてドルブルというときにまだ足が痛い。でも、それ以外は、ほとんど強度が高くてもやれたので、そこはポジティブな部分だったかなと思います」

 -先週も出場していたが。

 「先週はかなり痛かった。今日は、ダッシュはほとんど痛くなかった。あともう少しという感じですね」

 -この代表ウィークの間に。

 「リーグで最後、調子がいい選手が選ばれると思うので、そういう意味では個人的に、ラストスパートかけるためにはここでいい休みができて良かったなとも思います」

 -ゴールをいくつか決めると今季を良い形で終われるだろうし、W杯も見えてくる。今はそういうスタンス?

 「そうですね。地に足は着いている状態で、自分がどういう立ち位置にいるかもわかっている。別に日本代表を目指していないというわけではなく、必ず、プレミアリーグで点を取れば絶対に行ける。間違いないので、それは。(代表)監督も言っているように、調子の良い選手を選んでいるというのであれば、自分の調子が最終的に良ければ大丈夫。自分が(レスターで)試合に出ていなかったら選ばれないだろうし。やることをやって、という感じですね。リーグでチームの力になるというところで力を尽くしていきたいと思います」

(山中忍通信員)