ロシアW杯での日本代表復帰を目指すマインツFW武藤嘉紀(25)は、太ももを負傷していたがすでに練習を再開していると、20日付の独紙ビルトが報じた。

 4月1日のボルシアMG戦の直前練習で負傷。ここ3試合を欠場している。19日はウオーミングアップをチームメートと一緒に行い、その後はフィットネスコーチと個別練習。約1時間で切り上げた。

 チームは2部との入れ替え戦を戦う16位フライブルクと同じ、勝ち点30。1部残留へ向けて正念場を迎える。シュバルツ監督は「ここからのシーズン終盤に向けて武藤とベルグリーンがプレーできるようになることを、非常に望んでいるところだ。2人が戻ってくれば前線で幅広い起用法が可能になる。もっと柔軟に対応できる」と、チーム最多得点となる7点を挙げている武藤の復帰を熱望した。

 武藤にとっても残り4試合が日本代表復帰に向けて最後のアピールの場となる。ブンデスリーガの日本人の中でも1番多く得点を挙げていたが、ハリルホジッチ前監督からは信頼を得られなかった。西野新監督に向けて、チームを1部残留に導く得点を挙げ、完全復調を見せたいところだ。