21日に左膝の内側側副靱帯(じんたい)を痛めたマルセイユDF酒井宏樹はベンチ入りしなかったが、試合後はロッカールームを訪れて喜びを分かち合った。

 少し脚を引きずりながら歩くのがやっとで、アウェーの第2戦も間に合わない見通し。「なるべく早く戻りたいが、チームに迷惑をかけても仕方ない。体を見つめ直すチャンスだと捉えている」と冷静に受け止める。

 復帰まで最低3週間と診断され、5月16日の決勝に進めば出場する可能性もある。ワールドカップ(W杯)ロシア大会を控え、回復具合が心配されるDFは「膝のけがは初めてなので自分でも分からないが、決勝を目指したい」と目標を立てた。