MF長谷部誠が所属するフランクフルトがリーグ覇者のバイエルン・ミュンヘンを3-1で下し、30季ぶり5度目の優勝を果たした。ワールドカップ(W杯)日本代表候補の長谷部は守備的MFやセンターバックでフル出場し、勝利に貢献した。

 フランクフルトは前半11分、相手MFロドリゲスから高い位置でボールを奪ったショートカウンターからFWレビッチが右足で決めて先制。後半8分にFWレバンドフスキに同点ゴールを許したが、同37分、長谷部のチェックからロドリゲスからボールを奪い、DFダコスタのロングフィードにレビッチが走り込んで右足で流し込んで勝ち越し点を奪った。さらに同ロスタイム、相手GKも上がったCKをクリアした奪ったカウンターから、MFガチノビッチが無人のゴールに流し込んでダメ押しした。

 フランクフルトは来季の欧州リーグに出場。Bミュンヘンはリーグとの2冠を逃した。

 フランクフルトのコバチ監督は「選手達に何ができるか私には分かっていた。本当に大きな成功を手に入れた。我々はアンダードッグだったが、今こうしてタイトルを手に入れることができた。素晴らしい名誉だ。これで来季の欧州カップ戦の出場権を手にしたし、夏のスーパーカップで再びバイエルンと対戦する権利を手にすることができた」と喜んだ。なお、同監督は来季からBミュンヘンを指揮する。