ナポリのデ・ラウレンティス会長は20日にラジオのインタビューでレアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(30)の獲得を現時点では考えていないと明かしたと、伊紙ガゼッタ・デロ・スポルトが21日付で報じた。

 アンチェロッティ新監督から、かつての教え子であるベンゼマの獲得を直訴されたと報じられていたが、同会長は「アンチェロッティ監督と、若い選手を獲得していこうと約束した」と語り、30歳とベテランの域にいるベンゼマの獲得に否定的であると伝えた。ナポリへの移籍報道にベンゼマも自身のインスタグラムで「またばかげたことのリストの1つ」と書き込み、否定した。

 また、12-13年シーズンまでナポリのエースとして活躍したウルグアイ代表FWカバニについては「カバニがもし私に電話をかけてきて、報酬を半分にしてもいいと言うなら、喜んで受け入れる」とコメント。現在、フランス1部パリサンジェルマンで巨額の年俸を受け取る同選手の獲得に乗り出すことは不可能に近いと話した。