差別を受けたとしてドイツ代表を引退したアーセナルMFメスト・エジル(29)に対して、バイエルン・ミュンヘンのヘーネス会長が猛烈に批判したと、23日付の独紙ビルトが報じた。

 エジルはW杯ロシア大会前に自身のルーツであるトルコのエルドアン大統領と一緒に写真を撮ったことで、ドイツ国内で批判を受けていた。これに対して自身のツイッターで「人種差別とリスペクトを受けていない気持ちが消えない限り、今後はドイツのために国際舞台でプレーしないと決めた」と代表からの引退を示唆した。

 これに反応したヘーネス会長は「騒動が終わったことをうれしく思う」と、エジルの代表引退について皮肉を込めて歓迎した。さらに「ここ数年、ひどいプレーをしてきた。最後の競り合いに勝ったのは14年W杯前じゃないか。今はどこかに隠れて、自分の悪かったパフォーマンスを写真の後ろに隠している」と、近年のプレーを激しく批判した。