ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表MF本田圭佑(32)のオーストラリア、メルボルン・ビクトリー加入が6日、決まった。同クラブが発表した。

 すでに1年契約だったパチューカ(メキシコ)は退団し、フリーの立場のため、移籍金は発生しない。同国内の報道では「年俸290万ドル(約3億1900万円)」とされてきた。それを超える高額年俸で迎えられる。リーグが定める年俸制限のない「マーキープレーヤー」という特別枠の待遇となる。

 南半球のオーストラリア、Aリーグではかつて、カズ(シドニーFC)や小野伸二(ウェスタンシドニー)、デルピエロ(シドニーFC)もプレーした。

 08年に名古屋からオランダに渡り11年目。新天地がオーストラリアとなり、ロシア、イタリア、メキシコも含め海外でのプレーは、5カ国目となる。

 ◆メルボルン・ビクトリー オーストラリア南東部のメルボルンを本拠地とする。04年創設で、同国Aリーグには初年度の05年から参加し3度リーグを制覇した強豪。今年のACLにも出場し1次リーグは川崎Fと同組で3位で敗退(川崎Fは4位)。元オーストラリア代表のケビン・マスカット監督が率いる。昨季、17-18年シーズンはリーグ4位でプレーオフ優勝。本拠地はドックランズ・スタジアム(収容約5万人)。