昨季の欧州リーグ王者のアトレチコ・マドリードが欧州チャンピオンズリーグ(CL)3連覇のレアル・マドリードとのスペイン勢対決を延長の末に4-2で制し、6季ぶり3度目の優勝を果たした。

 縦パスに抜け出したFWディエゴコスタが、ゴール右の角度のないところからの右足シュートを決めてAマドリードが大会史上最速の50秒で先制したが、Rマドリードが同27分にFWベールの右クロスをFWベンゼマがファーで頭で合わせて同点に追いつき、後半18分、DFフアンフランのハンドで獲得したPKをDFセルヒオラモスが右足でゴール右へ決めて勝ち越しに成功した。

 しかし、Aマドリードは同34分、PKを献上したフアンフランが右サイドで粘って折り返し、FWコレアがつないで出したラストパスをディエゴコスタが左足で押し込んで2-2の同点に追いついた。

 試合はそのまま90分では決着がつかず、延長戦に突入。同前半8分にMFトーマスの左サイドからのマイナスの折り返しをMFサウルニゲスが鮮やかな左足ボレーを決めてAマドリードが再び勝ち越した。さらに同前半14分、ディエゴコスタの左サイドの突破からチャンスを作り、MFコケがMFビトーロの左クロスに走り込んで中央からダイレクトの右足シュートを突き刺してダメ押し点を奪い、同じ都市に本拠地を置くライバルに競り勝った。