8月にドイツ2部フュルトへ加入したMF井手口陽介(22)が、移籍後初出場で初先発し、初ゴールを挙げた。

加入3試合目でピッチに立った井手口は、1点リードの後半15分、中盤から一気に前線まで駆け上がり、味方FWのシュートのこぼれ球からつないだパスを右足で決めた。

先発起用の期待にこたえる貴重な追加点。チームの勝利に貢献し、日本代表復帰に向けても大きな1歩を踏み出した。

井手口にとっては、日本代表として出場した5月30日ガーナ戦以来の公式戦で、リーグ戦はスペイン2部クルトゥラル・レオネサに在籍していた2月18日ラヨ・バリェカノ戦以来。久しぶりの公式戦で、ゴールへの執念は増していた。

井手口は、昨冬オフにG大阪からイングランド2部リーズへ完全移籍。その後、すぐにスペイン2部クルトゥラル・レオネサに期限付き移籍したが、出場機会に恵まれなかった。

W杯ロシア大会メンバーからも落選し、サポートメンバーとして同行。今季からリーズへ復帰したが、今季就任したビエルサ監督から構想外を通告され、8月にフュルトへ期限付き移籍していた。