MF長谷部誠が所属するフランクフルト(ドイツ)が、退場者を出して10人となりながらDF酒井宏樹が所属するマルセイユに2-1で逆転勝ちした。

リーグ戦3戦で出番のなかった長谷部は、右MFで8月18日のドイツ杯バイエルン・ミュンヘン戦以来の公式戦フル出場を果たした。酒井宏はベンチ入りしたが出場機会はなく、日本人対決は実現しなかった。

開始早々の前半3分、FWトーバンの右クロスをMFオカンポスが合わせてマルセイユが先制したが、後半7分、MFデグズマンの右CKをMFトロが頭でたたき込んでフランクフルトが同点に追いついた。同14分にはDFウィレムスが2枚目のイエローカードで退場となり、フランクフルトが数的不利となったが、同44分、相手パスミスを奪ったショートカウンターからFWヨビッチが右足で蹴り込み、土壇場で勝ち越しに成功した。

長谷部は「立ち上がりに失点して苦しい戦いになったが、失点してからも自分たちのゲームプランを崩さずにやろうと話した。最終的に人数が少なくなっても勝てたのは大きかった」とアウェーでの勝ち点3ゲットを喜んだ。

酒井宏は「ターンオーバーを使ったときに結果が出ず、非常に残念。すぐにリヨンとの試合があるので、その大一番に向けてチームとして前を向いていかなければならない。試合は続くので頑張っていきたい」と、23日のリーグ戦に気持ちを切り替えた。

なお、この試合は昨季大会のマルセイユサポーターの問題行動のため、無観客で行われた。